スティールダーツ備忘録

PDCの事やダーツの練習法について発信します。

2023年度Q-School合格者(ヨーロッパ編)

今日は7日間かけ行われ昨日終了したQ-Schoolに合格しツアーカードを取得した選手について書こうと思います。

 

前回はイギリスのQ-Schoolを合格した選手について書きました。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

今回はヨーロッパのQ-Schoolを合格した選手について書こうと思います。

Q-School 

今回ヨーロッパのQ-Schoolには参加者450人に対し14個のツアーカードが割り振られました。

4日間にかけ4大会行われ、大会の優勝者は自動的にツアーカードが与えられます。

余った10個のツアーカードは4大会通したオーダーオブメリットの上位10人で振り分けます。

 

Q-Schoolの詳細については下記の記事に書いてあるのでご覧ください。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

優勝者

イベント1: Jeffrey Sparidaans (アベレージ91.25)

29歳のオランダ出身の選手で、Ronny Huybrechtsを決勝で6-2で倒し初めてツアーカードを手にしました。2022年度以前はBDOやWDFでプレーをしていました。

 

イベント2: Corey Cadby (アベレージ96.45) 

27歳のオーストラリア出身の選手で、Karel Sedlacekを決勝で6-3で倒し3年ぶりのツアーカードを手にしました。彼は2016年のWorld Youth Championshipの優勝者で2018年位ツアーカードを取得しその年のUK Openで準優勝も取りました。2020年度はTop64に入りツアーカードを保持する権利は持っていましたが、オーストラリアからUKへのツアーの参加が難しくツアーカードを手放しました。

 

イベント3: Jeffrey De Zwaan  (アベレージ95.41)

26歳のオランダ出身の選手で、Maik Kuivenhovenを6-3で倒し、2023年にツアーカードを失ってからわずか2週間で取り戻しました。2018年のWorld MatchplayではBest4を取りWorld Championshipにも4回出場し最高成績は2020年の4回戦です。

 

イベント4: Robbie Knops (アベレージ87.66)

40歳のベルギー出身の選手で、RIchard Veenstraを6-4で倒し、初めてツアーカードを手にしました。PDCに参戦する前はWDFでプレーをしていました。

オーダーオブメリット

オーダーオブメリットから上位10人がツアーカードを取得しました。

ランキング順に

1位: Maik Kuvenhoven 

34歳のオランダ出身の選手で2023年度にTop64に入れずツアーカードを失効し2週間で取り戻しました。World Championshipにも2021、2022と出場し、最高成績は2022年の2nd ラウンドです。

 

2位: Richard Veenstra

41歳のオランダ出身の選手でツアーカードを初めて取得しました。主にBDOやWDFでプレーをしておりWDFのWorld Championshipで2回Best4に入るなど好成績を収めている選手です。

 

3位: Niels Zonneveld

24歳のオランダ出身の選手で2023年度にTop64に入れずツアーカードを失効し2週間で取り戻しました。World Championshipにも2回(2021、2023)出場経験がありどちらも1回戦で負けています。

 

4位: Pascal Rupprecht 

22歳のドイツ出身の選手でダーツを初めて2年でツアーカード取得しました。これまでPDCのトーナメントにも参加経験はなく今後が期待されている若手の1人です。

 

5位: Ronny Huybrechts

57歳のベルギー出身の選手で3年ぶりのツアーカードを取得しました。Kim Huybrechtsは彼の弟ワールドカップにともに出場し2013年は準優勝しました。個人としてはWorld Championshipに2014年から2018年と5回出場をし最高成績は2nd ラウンドです。

 

6位: Karel Sedlacek 

43歳のチェコ出身の選手で1年ぶりにツアーカードを取得しました。2018年からPDCでプレーをし始めWorld Championshipに3回出場をし(2019,2021,2023)最高成績は2ndラウンドは痛いです。ワールドカップにはチェコ代表として6年連続出場していますが、すべて1回戦敗退と好成績を残せていません。

 

7位: Jacques Labre 

40歳のフランス出身の選手で初めてツアーカード取得しました。またフランス人として初めてツアーカードを取得した選手でもあります。ソフトダーツでも活躍した選手でダーツライブチャンピオンシップのフランス大会で優勝したこともあります。もともとWDFでプレーしていた選手で2022年のWDF World Mastersでは5回戦まで進出した実力のある選手です。

 

8位: Daniel Klose 

43歳のドイツ出身の選手で初めてツアーカードを取得しました。2019年にはヨーロピアンDarts Grand Prixにも出場し1回戦で負けています。

 

9位: Gian Van Veen 

20歳のオランダ出身の選手で初めてツアーカードを取得しました。2022年度はツアーカードを持っていませんでしたが、Players Championshipで決勝まで進出しGerwyn Priceに敗北しました。 

 

10位: Owen Roelofs 

20歳のオランダ出身の選手で初めてツアーカード取得しました。もともとWDFでプレーしており2022年のWDF World Mastersでは準々決勝まで進出し香港のFB leung選手に敗北しました。

 

以上が2023年度のヨーロッパのQ-Schoolでツアーカードを取得した選手です。

 

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2023年度Q-School合格者(イギリス編)

今日は7日間かけ行われ昨日終了したQ-Schoolに合格しツアーカードを取得した選手について書こうと思います。

今回はイギリスのQ-Schoolを合格した選手にフォーカスをし、次の記事でヨーロッパのQ-Schoolを合格した選手について書こうと思います。

Q-School 

今回イギリスのQ-Schoolには参加者411人に対し13個のツアーカードが割り振られました。

4日間にかけ4大会行われ、大会の優勝者は自動的にツアーカードが与えられます。

余った9個のツアーカードは4大会通したオーダーオブメリットの上位9人で振り分けます。

 

Q-Schoolの詳細については下記の記事に書いてあるのでご覧ください。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

優勝者

イベント1: Arron Monk (アベレージ90.94)

33歳のArron MonkはDom Taylorを6-3で倒し、3年ぶりにツアーカードを取得しPDCに復帰することができました。彼は2011年のPDC World Youth ChampionshipでMichael van Gerwenを倒し優勝しました。その結果2011年のGrand Slam of Dartsに出場しMark Webster, John Part, Jan Dekkerとのグループでロビン敗退しました。また2012、2013、2014、2020のWorld Championsip出場者でもあります。

 

イベント2: Graham Usher (アベレージ90.95)

49歳にGraham UsherはAdam Warnerを6-5で倒し、初めてツアーカードを取得しました。

ビッグトーナメントには2009年のUK Openに出場経験があります。

 

イベント3: Josh Payne (アベレージ95.21)

29歳のJosh PayneはChris Quantockを6-5で倒し1年ぶりにツアーカードを獲得しPDCに復帰しました。彼は2016と2018年のPlayers Championshipで優勝経験もありGrand Slam、World Grand Prixなどのメジャートーナメントの出場経験もあります。World Chamionshipにも3回出場経験があり2019と2020には2回戦まで進出しました。

 

イベント4: Adam Smith-Neale (アベレージ94.31)

29歳のAdam Smith-NealeはNick Kennyを6-4で倒し2013年ぶりにツアーカードを取得しました。2018年からはBDOでプレーをし始め2018年にはWorld Mastersで優勝をし2018年のGrand Slamの出場権を得ました。

オーダーオブメリット

オーダーオブメリットから上位9人がツアーカードを取得しました。

ランキング順に

1位: Dylan Slevin 

20歳のアイルランド出身選手でWDFでプレーしていた選手です。彼はUKのQ-School出場者で唯一ポイントを4日間毎日獲得していた選手です。

 

2位: Lee Evans 

34歳のイングランド出身の選手でUK Openに過去4回(2015-2018)出場経験があります。

 

3位: Stephen Burton 

35歳のイングランド出身の選手で4年ぶりにツアーカードを取得しました。2019年にはWorld Championshipに出場をし1回戦でRyam Searleに敗北しました。

 

4位: Nick Kenny 

29歳のウェールズ出身の選手で1年ぶりにツアーカードを取得しました。2020年にツアーカードを取得してから2021年、2022年のWorld Darts Championshipにも出場しました。2021年度には2回戦に勝ち進みJermaine Wattimenaに敗北しました。2022年度は1回戦を勝てばツアーカードを保持できる可能性がありましたが、Rowby-John Rodriguezに負け74位でツアーカードを失効しました。

 

5位: Keegan Brown 

30歳のイングランド出身の選手で2023年度のWorld Darts Championshipを1回戦で負けツアーカードを失効してからわずか2週間ほどでのPDC復帰となりました。2014年のWorld Youth Championship、2回のPlayers Championshipの優勝者でもあります。World Championshipには2015-2016、2018-2021と2023に出場をし2018年と2019年には3回戦まで進出しています。メジャートーナメントの最高成績は2014年のGrand SlamのBest8です。

 

6位: Adam Warner 

この選手の情報はかなり少なく、なぜなら彼は大学のダーツ団体出身でBDO、WDF、PDCのチャレンジツアーやデベロップメントツアー経験が一切なくツアーカードを取得した選手だからです。

 

7位: Graham Hall 

33歳のイングランド出身の選手でWDFでプレーをしていた選手がツアーカードを取得しました。2015年と2022年にはUK Openにも出場経験があります。

 

8位: Callum Goffin 

24歳のウェールズ出身の選手で初めてツアーカードを取得しました。2022年度はWDFの大会に参加していました。

 

9位: Christian Perez 

40歳のフィリピン出身の選手で初めてツアーカードを取得しました。また、フィリピン人選手として初めてツアーカードを取得した選手でもあります。ソフトダーツとハードダーツ両方で好成績を残しているアジアでは有名な選手の1人です。

2012年にはワールドカップにLaourence Illaganとともに出場しています。World Championshipには2010、2012、2015、2023と4回出場しています。2022年度には福岡で行われたAsian Championshipで優勝をしその年のグランドスラムにも出場しました。

 

以上が2023年度のイギリスのQ-Schoolでツアーカードを取得した選手です。

 

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Bahrain Darts Mastersの結果

先日行われたBahrain Darts Mastersは年始に行われたWorld Championshipを制覇したMichael SmithがGerwyn Priceを8-6で破り優勝しました。

今日は自分の予想がどれだけ当たったか結果を見ながら書いていこうと思います。

Bahrain Darts Mastersの詳細は下記の記事に書いてあります。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

結果

準々決勝

Michael Smith (84.59) 6-4 Dimitri Van den Bergh (86.80)

Raymond van Barneveld (101.10) 6-5 Luke Humphries (96.28) 

Rob Cross (88.50) 6-5 Peter Wright (93.88) 

Gerwyn Price (101.23) 6-4 Jonny Clayton (98.12) 

 

準決勝

Michael Smith (98.28) 7-5 Raymond van Barneveld (95.81)

Gerwyn Price (94.14) 7-3 Rob Cross (96.73)

 

決勝

Michael Smith (96.77) 8-6 Gerwyn Price (97.88) 

 

予想との比較

下記の記事で準々決勝、準決勝と決勝の予想をしているのでそちらもご覧ください。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

自分の予想をもう1度書くと(予想した勝者が赤字、的中が○)、

準々決勝

Michael Smith vs Dimitri Van den Bergh ○

Raymond van Barneveld vs Luke Humphries

Rob Cross vs Peter Wright ○

Gerwyn Price vs Jonny Clayton 

準決勝

Michael Smith vs Luke Humphries ○

Jonny Clayton  vs Rob Cross 

決勝

Michael Smith vs Rob Cross ○

 

準々決勝は4試合中2試合を的中させました。外れた対戦カードはLuke Humphries vs Raymond van BarneveldとGerwyn Price vs Jonny Claytonです。

特にBarneveldの勝利はAIによる統計分析を裏切る結果となりました。

準決勝はMichael Smith vs Luke Humphriesと予想したのですが、実際はMichael Smith vs  Raymond van Barneveldでした。しかしMichael Smith勝利の予想は当たっていました。

もう1方の対戦カードはJonny Clayton vs Rob Crossを予想していましたが実際はGerwyn Price vs Rob CrossでPriceの勝利という全く逆の結果になりました。会場でのブーイングがなくPriceも気持ちよくプレーができたのが勝因だと思います。

決勝の予想カードはMichael Smith vs Rob Crossでしたが実際はMichael Smith vs Gerwyn Priceでした。対戦カードは外しましたが優勝予想はしっかり当てることができました。やはりワールドナンバーワンの勢いは他とは全く違います。

回収率

 

もし準々決勝すべての対戦カードに1万円ずつかけた場合自分の予想では回収率が84.8%、AI予想の回収率は77.5%とどちらも損をする結果となりました*。

 

 

*自分が結果予想をしたときは準々決勝のオッズまでしか出ていなかったので準決勝と決勝の収益はここには含まれません

 

 

PDC Asian Championship

去年福岡で行われたPDC Asian Championshipが2023年の10月に日本で再び開催されることが決まりました。昨年はChristian Perez選手が優勝しグランドスラムとワールドチャンピオンシップに出場しました。

日程と会場

10月5日-8日

  • 5-6日: 4つのAsian Series Qualifiers
  • 7日: PDC Asian ChampionshipのラウンドロビンとBest 16 
  • 8日: 準々決勝、準決勝、決勝

場所: 海峡メッセ下関(山口県)

 

出場者

PDC Asian Championshipには48人出場することができます。

出場者の内訳は

  • 2023年PDC Asian Tour Order of Meritの上位16人
  • Asian Seriesから16人*
  • 各国で行われる地域予選から16人

*Asian Seriesの決勝進出者8人(2人*4大会)とAsian Series Order of Meritの上位8人

 

Asian Tourの詳細については下記の記事で書いています。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

フォーマット

Asian Series: Best of 7 Legs 

PDC Asian Championship 

ラウンドロビン* : Best of 9 Legs 

Best 16: Best of 9 Legs 

準々決勝: Best of 11 Legs 

準決勝: Best of 11 Legs 

決勝: Best of 13 Legs 

 

*ラウンドロビンは3人1組の計16グループがつくられ、2023 PDC Asian Tourの上位16人が各グループに1人ずつ入る。各ロビンの上位1名がBest16に進出することができる。

賞金

優勝: $15,000 (約192万円)

準優勝: $7,000 (約90万円)

Best 4: $5,000 (約64万円)

Best 8: $3,000 (約38万円)

Best 16: $2,000 (約26万円)

グループ2位: $1,500 (約19万円)

グループ3位: $1,000 (約13万円)

賞金総額: $100,000 (約1280万円)

($1= 127.9円で換算 1/14日時点) 

 

Prediction of Bahrain Darts Masters (バーレーンダーツマスターズの予想) Part 2

今日はこれから行われるBahrain Darts Mastersの準々決勝、準決勝、決勝を予想していこうと思います。

1回戦の結果

 

Dimitri Van den Bergh (88.38) 6-5 Alain Abiabi (82.62)

Rob Cross (95.09) 6-2 Nitin Kumar (79.25)

Luke Humphries (90.19) 6-3 Man Lok Leung (90.97)

Gerwyn Price (96.63) 6-2 Paul Lim (87.66)

Peter Wright (94.61) 6-3 Toru Suzuki (85.82)

Michael Smith (98.10)  6-1 Abdulnasser Yusuf (63.15)

Raymond van Barneveld (98.16) 6-2 Yuki Yamada (84.64)

Jonny Clayton (103.66) 6-0 Basem Mahmood (78.00)

 

1回戦の予想は下記の記事に書きました。

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

結果としてはPDCオールスターズの全員勝利。そして、PDCオールスターズのアベレージが95.60に対しアジア代表は81.51と約14ポイントアベレージに差がある結果となりました。

しかし香港のMan Lok Leung選手と日本の鈴木徹選手の試合は要所でのダブルが決まっていればショートフォーマットなので流れが変わり勝てるチャンスがあったと思います

Best 8予想

Michael Smith vs Dimitri Van Den Bergh 

Smithのオッズが1.43倍でDimitriのオッズが2.8倍です。過去の対戦成績は2-2と互角ですが年始に行われたWorld Championshipを制覇し、PDCランキングの1位に始めたなったSmithが勝利すると思います。

OddsPediaによるとMichael Smithが勝つ確率は69.25%で最終スコアは6-3になると予想されてます。

 

Luke Humphries vs Raymond van Barneveld

Humphriesのオッズが1.61倍でBarneveldのオッズが2.28倍です。過去1回対戦がありBarneveldが勝利しています。個人的去年活躍した選手ランキングTOP3に入るHumphriesが昨日の試合を見るかぎる勝つと思います。

Darts Power RankingによるとHumphriesが61.96%の確率で勝利し、最終スコアは6-4になると予想しています。

 

Peter Wright vs Rob Cross

Wrightのオッズが1.82倍でCrossのオッズが1.96倍です。対戦成績はCrossの10勝7敗と多少有利なポジジョンにいます。昨日の試合では削りは良かったのですがダブルの決まりがPeter Wrightは悪かったので全体を通してパフォーマンスが良かったCrossが勝利すると思います。

OddsPediaはPeter Wrightが52.85%に確率で勝ち、最終スコアは6-4と予想しています。

 

Gerwyn price vs Jonny Clayton 

Priceのオッズが1.67倍でClaytonのオッズが2.16倍です。過去の対戦成績はPriceが7-6とほぼ互角となっています。ウェールズ代表同士の対決で予想することがとても難しいですが、1stラウンド唯一の100越えのアベレージを出し、コンディションがいいと思われるClaytonが勝利すると思います。

OddsPediaはPriceが57.11%の確率で勝ち、最終スコアは6-4になると予想しています。

※オッズはStake.com参照

準決勝予想

まだBest8の試合が行われていないので対戦カードがわかりませんが、自分の予想通りにいけば下記の対戦カードになると思います。

  • Match 1: Michael Smith vs Luke Humphries
  • Match2: Rob Cross vs Jonny clayton 

Match1の勝者はMichael Smithだと思います。対戦成績は5勝3敗とSmithが上回っています。また、去年のグランドスラムで初のメジャー大会を制覇し直後のメジャー大会のワールドチャンピオンシップで優勝と今1番勢いがある選手です。

Match 2の勝者はRob Crossだと思います。なぜなら対戦成績が9勝5敗で直近10試合中7回勝利しているCrossにとっては非常に相性の良い相手だからです。

決勝予想

Michael Smith vs Rob Cross 

対戦成績はRob Crossの17勝6敗とCrossの有利な試合になっています。しかしCrossの直近の決勝戦10試合は4勝6敗、一方Smithの方は7勝3敗と決勝には強いです。

なので決勝に強く今1番勢いのあるSmithが優勝すると思います。

 

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PDC Development Tour

PDCデベロップメントツアーはWinmauがスポンサーの大会で2023年のツアーでは2023年1月4日時点で16歳から23歳のプレイヤーが出場することができます。

2023年は24イベントがイギリスとドイツで行われることが確定されています。

  • 3月31日-4月2日 Milton Keynes (イギリス) イベント1-5
  • 4月28-30日 Wigan (イギリス) イベント6-10
  • 6月9-11日 Hildesheim (ドイツ) イベント11-15
  • 7月14-16日 Leicester (イギリス) イベント 16-20
  • 8月18-19日 Milton Keynes (イギリス) イベント 21-24

 

2023年度は賞金も上がり、毎イベントごとの賞金が

  • 優勝 £2,500 (400,000円)
  • 準優勝 £1,000 (160,000円)
  • Best 4 £750 (120,000円)
  • Best 8 £500 (80,000円)
  • Best 16 £300 (48,000円)
  • Best 32 £200 (32,000円)
  • Best 64 £75 (12,000円)

1£=160.23円 (2023年1月10日時点) 

 

また8月20日にはWorld Youth Championshipがあり96人出場することができます。その内訳はPDCアーカードホルダー、デベロップメンツツアープレイヤーと海外予選通過選手です。

2022年度は14人のツアーカード所持選手が招待され、20人の海外予選通過選手と残りの62枠をデベロップメントツアーのオーダーオブメリットで決定しました。

World Youth Championshipの賞金は

  • 優勝 £10,000 (1,600,000円) 2023年のWorld Championshipと2024 Grand Slam of Dartsの出場権
  • 準優勝 £5,000 (800,000円) 2024 Grand Slam of Dartsの出場権
  • Best 4 £2,500 (400,000円)
  • Best 8 £1,600 (256,000円)
  • Best 16 £1,000 (160,000円)
  • Best 32 £500 (80,000円)
  • ロビン2位 £300(48,000円)
  • ロビン3位 £250 (40,000円)

1£=160.23円 (2023年1月10日時点) 

 

PDCチャレンジツアーと同様にPDCデベロップメントツアーの上位2選手も2年間のツアーカードWorld Championshipの出場権を獲得できます。

 

Prediction of Bahrain Darts Masters (バーレーンダーツマスターズの予想)

こんにちは。

 

いよいよ1月12と13日にかけて行われるバーレーンダーツマスターズのトーナメント表が出ました。

 

 

2022年度

Darts MastersとはPDCから選ばれた8人のスター選手が世界各地に遠征し地元のトッププレイヤーと対戦する大会で、2022年にはアメリカ、デンマーク、オランダ、オーストラリアとニュージーランドで開催されました。

1回戦のすべてのカードがPDCオールスター対地元のスター選手になるのが特徴のイベントです。

ほとんどの大会で1回戦はPDCのオールスターが勝利しています。

例外としては、

  • Leonard Gates (vs Fallon Sherrock, US Darts Masters)
  • Martijin Kleermaker (vs Michael Smith, Dutch Darts Masters) 
  • Dirk van Duijvenbode (vs Peter Wright, Dutch Darts Masters) 
  • Maik Kuivenhoven (vs Fallon Sherrock, Dutch Darts Masters) 
  • Jermaine Wattimena (vs Jonny Clayton, Dutch Darts Masters) 
  • Danny Noppert (vs Michael van Gerwen, Dutch Darts Masters) 
  • Vincent van der Voort (vs Gerwyn Price, Dutch Darts Masters) 
  • Haupai Puha (vs Jonny Clayton, Queensland Darts Masters)
  • Gordon Mathers (vs Fallon Sherrock, Queensland Darts Masters) 
  • Simon Whitlock (vs James Wade, Queensland Darts Masters) 
  • Simon Whitlock (vs Michael van Gerwen, New South Wales Darts Masters) 
  • Kayden Milne (vs Fallon Sherrock, New Zealand Darts Masters) 

PDCアーカードホルダー以外で1回戦勝利した選手は3人だけで、Leonard Gates, Haupai Puha,Kayden Milnes選手です。しかも、3回中2回の対戦相手はツアーカードを持っていないFallon Sherrock選手なのでツアーカードホルダーの強さがわかります。

 

予想

ではバーレーンダーツマスターズの1回戦の予想をしていきましょう。

Match 1 

Michael Smith vs Abdulnaser Yusuf 

去年の年末から年始にかけて行われたWorld Championshipを制したMichael Smithとバーレーン予選を突破したAbdulnaser Yusufの対戦です。

World Championship優勝賞金でPDCオーダーオブメリットの1位に初めてなったMichael Smithの年に今年はなりそうなので順当に勝つと思います。

Match 2 

Dimitri van den Bergh vs Alain Abiabi 

去年UnicornからTargetに電撃移籍しこの前行われたWorld Championshipでベルギー人初のセミファイナリストになった選手と去年日本で行われたAsian Championshipに出場したフィリピン人選手の対戦です。グループステージを突破し決勝トーナメントの一回戦で馬場善久選手に負けましたが実力のある選手です。

去年のDarts Mastersのオーダーオブメリットで1位を獲得しWorld Championshipでもいい成績を残したDimitri選手が勝つと思います。

 

Match 3 

Luke Humphries vs Man Lok Leung 

2022年度はPlayers Championshipのオーダーオブメリット2位、German Dartsグランプリ優勝、グランドスラムセミファイナリストと好成績を残した27歳とHugoの愛称で呼ばれている2022年のPDC World Youth ChampionshipでBest8にもなったソフトダーツ出身の23歳の若手対決です。Hugoはソフトでも世界大会に出場したり、スティールではユースチャンピオンシップを始め2017年には香港代表としてKai Fan Leungとともにワールドカップに出場とPDCの舞台での大会経験もあります。Luke Humphriesは始めてのDarts Masters出場なので予想が難しいですが経験の差でLuke選手が勝つと思います。

Match 4 

Raymond van Barneveld vs Yuki Yamada 

説明する必要もないオランダのレジェンドRvB対アジアトッププレーヤーの山田勇樹選手の対戦です。2020年の引退から2021年にQ-Schoolを通してツアーカードを取得し再復活した選手です。復活後の2022年のグランドスラムではその当時ランキング1位のGerwyn Priceを倒しセミファイナリストになり完全復活を遂げました。対戦相手の山田勇樹選手はソフトダーツで好成績を残しており現在ソフトダーツのプロツアーJapanのランキング6位です。PDCではワールドカップやワールドチャンピオンシップなどの参加経験があり海外で有名な日本人ダーツプレーヤーの1人です。この試合も予想が難しいですが接戦でRaymond van Barneveldが勝つと思います。

Match 5 

Peter Wright vs Toru Suzuki 

現在ランキング2位でスコットランド出身のPeter Wrightと年末のWorld Championshipにアジア代表として出場した鈴木徹選手の対戦です。2022年度のWorld Championshipの優勝者が2023年の同大会をKim Huybrechtsに3回戦で負けたことが記憶に新しいです。2022年度は2021年度に比べ好成績を残せなかった印象です。一方鈴木徹選手は2022年度ソフトダーツのプロツアーで2回優勝しPDCのワールドカップとワールドチャンピオンシップに出場した大夏活躍の年になりました。

Peter Wrightの投げるテンポが比較的ゆっくりなので鈴木選手は自分のリズムで投げれると思います。Peter Wrightの調子次第ですが鈴木徹選手が勝利すると予想します。

Match 6 

Rob Cross vs Nitin Kumar 

イングランド出身でプロになってから11ヶ月でワールドチャンピオンシップを制覇したことで有名なTarget所属の選手です。対戦相手のNitin Kumarはインド出身でWinmau所属の選手でワールドカップやワールドチャンピオンシップに複数回出場経験のある選手です。

最近不調が続いていますが順当にRob Crossが勝つと思います。

Match 7 

Gerwyn Price vs Paul Lim 

現在世界ランキング4位でウェールズ出身のGerwyn Priceとアジアで1番有名な選手と言っても過言ではないシンガポールのPaul Limの対決です。Gerwyn PriceはPDCではヒール的な立ち位置にいてイングランド開催の試合では大ブーイングを受けるのが定番です。しかし先日のワールドチャンピオンシップで行きすぎたブーイングのせいか試合途中でヘッドホンをつけて登場するパフォーマンスをし負けた試合後のインスタグラムのストーリーでワールドチャンピオンシップに今後参加しない意志を示していました。2022年度はワールドマッチプレイとワールドカップで準優勝、ワールドグランプリでBest 4 と好成績を残しています。Paul Limは1990年にワールドチャンピオンシップで初の9ダーツを達成した選手としても有名で。スティールダーツからソフトダーツと多岐に渡り活躍を残している伝説の選手です。

バーレーンではブーイングする観客はいないと思うのでこの試合はGerwyn Priceが勝利すると思います。

Match 8 

Jonny Clayton vs Bassim Mahmood 

2021年に4つのPDCのメジャータイトルを獲得したウェールズ出身のJonny Claytonとバーレーンの国内予選を勝ち上がったBassim Mahmoodの対戦です。

Bassim Mahmood選手の情報はないのですが順当にいけばJonny Clayton選手の勝ちだと思います。

 

 

以上がバーレーンダーツマスターズ1回戦の予想でした。