スティールダーツ備忘録

PDCの事やダーツの練習法について発信します。

Q-school

Q-SchoolとはQualifying Schoolの略称でPDCのツアーカードを取るために行われる1年に1回のビッグトーナメントです。

2023年度のQスクールには馬場善久選手が出場します。

 

歴史

QスクールはPDCが2011年に導入したシステムです。目的としてはアマチュア選手とツアーカードを失効したPDC選手が今後2年間プロのレベルでプレーする能力を得る機会として作られました。

Qスクールは毎年1月に数日間にかけ行われトップの成績を残した選手はツアーカードというPDCの大会に出れる権利を得ることができます。

 

場所

Qスクールへの参加者が近年増加しているので現在は2つの地域で行われています。

  • UK Q-School (ミルトンキーンズのMarshallアリーナ)
  • European Q-School (ドイツのニーダーンハウゼンにあるH + ホテル)

European Q-Schoolにはイギリス、アイルランドジブラルタル以外のヨーロッパ国籍のすべての選手が出ることができます

上記に名前が出た3カ国はUK Q-Schoolに出場できます。

ヨーロッパ以外の出身の選手はUKかEuropeanのどちらのQ-Schoolに挑戦するか選択することができます。

 

Q-Schoolの出場者

16歳以上のダーツ選手なら誰でも出場できるオープントーナメントです。

Q-Schoolに出場したがツアーカードを取得できなかった選手はPDPA Associateメンバーになり

  • PDC Unicorn Challenge Tour 
  • UK Open Qualifiers 
  • European Tour Qualifiers 
  • Players Championship Events 

上記にイベントに1年間出場することができます。

 

 Q-Schoolの仕組み

Qスクールはファーストステージとファイナルステージに分かれています。

ファイナルステージには128人が出場できます。

ファーストステージは3大会が3日間にかけ行われ1大会8人の準々決勝出場がファイナルステージに自動的に出場できます。残りの枠は3日間を通したオーダーオブメリットで決まります。

ファイナルステージは4日間にかけ行われます。1日1大会行われ優勝者には自動的にツアーカードが与えられます。そして残りのツアーカードの振り分けをファイナルステージのオーダーオブメリットで決めます。

前年にPDCのツアーカードを失効した選手と前年のChallenge TourとDevelopment Tourで3位から5位になった選手はファイナルステージに自動的に進出となります。

2023年度

2023年はEuropean Q-Schoolには450人が参加し14個のツアーカード、UK Q-Schoolには411人が参加し13個のツアーカードを巡り争うことになります。