スティールダーツ備忘録

PDCの事やダーツの練習法について発信します。

明日から開催されるNew South Wales Darts Masters

今日は8月11日から12日にかけてオーストラリアのニューサウスウェールズ州で行われる、ニューサウスウェールズダーツマスターズについて書いていこうと思います。

バーレーン、ノルデイック、US、ポーランドダーツマスターズ、ニュージーランドに続き、今年6回目のWorld Series of Dartsです。

ニューサウスウェールズダーツマスターズとは

ニューサウスウェールズマスターズは8名のPDCスター選手が、8名のオーストラリア、ニュージーランドの代表選手とトーナメント形式で戦うワールドシリーズの一環です。

オーストラリアでは数多くのダーツマスターズが長年に渡り行われてきました。

オーストラリアでは通年2大会ダーツマスターズが行われてきましたが、2023年度はニューサウスウェールズの1大会だけ行われます。

2019年のブリスベンダーツマスターズでは、現在オーストラリア1位のDamon Hetaが史上2人目の現地代表選手として優勝しました。またPDCのツアーカードを持たずに初めて優勝した選手でもあり、この大会がきっかけでツアーカードを取得し、現在はワールドカップ優勝などの輝かしい成績を残しています。

過去の結果

シドニーダーツマスターズ

  • 2013: Phil Taylor 
  • 2014: Phil Taylor 
  • 2015: Phil Taylor 
  • 2016: Phil Taylor 

パースダーツマスターズ

  • 2014: Phil Taylor 
  • 2015: Phil Taylor 
  • 2016: Michael van Gerwen 
  • 2017: Gary Anderson

メルボルンダーツマスターズ

  • 2017: Phil Taylor 
  • 2018: Peter Wright 
  • 2019: Michael van Gerwen 

ブリスベンダーツマスターズ 

  • 2018: Rob Cross
  • 2019: Damon Heta 

クイーンズランドダーツマスターズ

  • 2022: Michael van Gerwen 

ニューサウスウェールズダーツマスターズ 

2023年度の出場選手

PDC代表

  • Michael Smith 
  • Peter Wright 
  • Gerwyn Price 
  • Rob Cross
  • Danny Noppert 
  • Nathan Aspinall
  • Dimitri Van den Bergh 
  • Damon Heta*

*Damon Hetaは元々オセアニア代表で出場予定だったが、Jonny Claytonが家庭の問題で棄権したためPDC代表としてプレーする。

オセアニア代表

  • Simon Whitlock (AUS)
    PDCアーカードホルダー
  • Mal Cuming (AUS)
    DPA(PDCと提携しているオーストラリアのプロツアー団体)NSWダーツマスターズ予選に第1戦優勝、2023年度のPDCワールドチャンピオンシップ出場
  • Darren Penhall (AUS)
    DPA NSWダーツマスターズ予選に第2戦優勝、2020、2021年のPDCアーカード保持者
  • Dave Marland (AUS)
    DPA NSWダーツマスターズ予選に第3戦優勝、過去3回オーストラリアで行われたダーツマスターズに出場
  • Brenton Lloyd (AUS)
    DPA NSWダーツマスターズ予選に第4戦優勝、初出場
  • John Hurring (NZ)
    DPNZ (PDCと提携しているニュージーランドのプロツアー団体)が主催した予選を優勝、2018年のオークランドダーツマスターズに出場
  • Joe Comito (AUS)
    DPA OoMランキング4位*、2022年のクイーンズランドマスターズに出場
  • Harley Kemp (AUS) 
    Damon Hetaの代わりに出場、2016年のシドニーマスターズに出場

*最後の枠はOoMが1番高いダーツマスターズへの出場権を持っていない選手に与えられた。OoMランキング1位のDarren Penhall、3位のMal Cumingは既に出場権を持っており、2位のBrandon Weeningはスケジュールの都合で出れなかっためOoM4位のJoe Comitoが出場することになった。

対戦カード

注目ポイント

オセアニア代表として出場するツアーカードホルダーのSimon Whitlockは、マスターズ優勝のNathan Aspinallと対戦。

ニュージーランドマスターズで初戦負けしたPeter Wrightは、DPAのOoM1位のDarren Penhallと対戦。

フォーマット
  • 1回戦: Best of 11 legs 
  • Best 8: Best of 11 legs 
  • 準決勝: Best of 13 legs 
  • 決勝: Best of 15 legs 

 

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トラックドライバーの躍進

今日は先日行われたニュージーランドダーツマスターズの結果についてまとめていこうと思います。

ニュージーランドダーツマスターズの概要については、下記の投稿にまとめてあります。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

ニュージーランドダーツマスターズ2023年度の優勝は、Nathan Aspinallとの激闘を制したRob Crossでした。

Best 16
  1. Rob Cross (82.80) 6-3 Warren Parry (76.29)
  2. Damon Heta (89.54) 6-2 Darren Herewini (80.95)
  3. Haupai Puha (96.27) 6-2 Dimitri Van den Bergh (98.66)
  4. Jonny Tata (84.06) 6-3 Peter Wright (84.04)
  5. Nathan Aspinall (92.63) 6-2 Kayden Milne (87.38)
  6. Gerwyn Price (97.21) 6-1 Simon Whitlock (84.66)
  7. Michael Smith (89.63) 6-5 Darren Penhall (88.62)
  8. Danny Noppert (98.08) 6-2 Ben Robb (98.29)

注目すべき点は、オセアニア代表として選ばれた2人のニュージーランド選手が、1回戦を突破したことです。

1人目のJonny Tataは主にWDF(PDCとは別団体)でプレーしている選手で、本業はトラックの運転手です。初のテレビ放送される大会で、現在PDCランキング2位のPeter Wrightを倒しました。

2人目のHaupai PuhaはDPNZ(PDCと提携しているニュージーランドのプロツアー団体)ランキング2位のニュージーランドの実力者の1人です。複数のオーストラリアやニュージーランドで行われたワールドシリーズに出場経験があり、2021年にはワールドチャンピオンシップにも出場しました。Puhaは3回の180と3回のハイオフでベルギー1位のDimitriを6-2で倒しました。

Best 8
  1. Gerwyn Price (105.64) 6-1 Danny Noppert (97.19)
  2. Rob Cross (95.03) 6-5 Jonny Tata (91.14) 
  3. Michael Smith (90.07) 6-5 Damon Heta (87.18)
  4. Nathan Aspinall (88.65) 6-1 Haupai Puha (77.84)

JonnyのいいパフォーマンスにCrossも押され気味でしたが、5-5で迎えた最終レグにJonnyが94残りで待っている中、Crossが74をしっかり上がり18ダーツで勝負を制しました。

Smithは3回マッチダーツを打たれながらも、3-5から巻き返し、オーストラリア1位のHetaを下しました。

 

準決勝
  • Rob Cross (99.35) 7-3 Gerwyn Price (99.86)
  • Nathan Aspinall (110.22) 7-3 Michael Smith (107.45) 

Crossは2019年の10月以降Priceに勝利していませんでしたが、3つのハイオフを含めた良いパフォーマンスで去年の優勝者を倒しました。

Aspinallはアベレージ110を記録し、ワールドナンバーワンのSmithを破りました。この数字はテレビ中継された試合の中ではAspinall史上最高のアベレージです。

決勝
  • Rob Cross (98.04) 8-7 Nathan Aspinall (98.88) 

Crossは2-5で負け越していましたが、最初の休憩後自分のリズムを取り戻し8-7でマスターズ優勝のAspinallを破りました。

Crossのワールドシリーズ優勝は、2018年のブリスベンマスターズ以降2回目です。

 

次の投稿ではオーストラリアで行われる、ニューサウスウェールズダーツマスターズについて書いていこうと思います。

 

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New Zealand Darts Masters

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今日は8月4日から5日かけてニュージーランドのハミルトンで行われる、ニュージーランドダーツマスターズについて書いていこうと思います。

バーレーン、ノルデイック、US、ポーランドダーツマスターズに続き、今年5回目のWorld Series of Dartsです。

ニュージーランドダーツマスターズとは

ニュージーランドダーツマスターズは8名のPDCスター選手が、8名のオーストラリア、ニュージーランドの代表選手とトーナメント形式で戦うワールドシリーズの一環です。

2015年にオークランドダーツマスターズという名で始まった同大会は、2019年にニュージーランドダーツマスターズに改名し、コロナ禍の2020、21年度を除いて現在まで毎年行われている大会です。

2017年にはKyle Andersonが優勝し、現地代表として初めてワールドシリーズを優勝した選手になりました。

過去の結果

オークランドダーツマスターズ

  • 2015: Adrian Lewis 
  • 2016: Gary Anderson 
  • 2017: Kyle Anderson 
  • 2018: Michael van Gerwen

ニュージーランドダーツマスターズ

  • 2019: Michael van Gerwen 
  • 2022: Gerwyn Price
PDC代表選手
  • Michael Smith 
  • Peter Wright 
  • Gerwyn Price 
    2022年度のNew Zealand Darts Masters優勝
  • Rob Cross 
  • Danny Noppert 
  • Nathan Aspinall 
  • Dimitri Van den Bergh 
  • Damon Heta *

*Damon Hetaは元々オセアニア代表で出場予定だったが、Jonny Claytonが家庭の問題で棄権したためPDC代表としてプレーする。

オセアニア代表選手
  • Simon Whitlock (AUS)
    PDCアーカードホルダー、6回目の出場
  • Ben Robb (NZ)
    DPNZ(PDCと提携しているニュージーランドのプロツアー団体)OoM1位、4回目の出場
  • Haupai Puha (NZ)
    DPNZ OoM2位、3回目の出場
  • Kayden Milne (NZ)
    DPNZ OoM3位、2回目の出場
  • Darren Herewini (NZ) 
    DPNZワールドシリーズ予選の第1戦優勝、2回目の出場
  • Jonny Tata (NZ) 
    DPNZワールドシリーズ予選の第2戦優勝、初出場
  • Darren Penhall (AUS)
    DPA(PDCと提携しているオーストラリアのプロツアー団体)OoM1位、初出場
  • Warren Parry (NZ)
     Damon Hetaの代わりに出場、6回目の出場
フォーマット
  • 1回戦: Best of 11 legs 
  • Best 8: Best of 11 legs 
  • 準決勝: Best of 13 legs 
  • 決勝: Best of 15 legs 

次のブログではニュージーランドダーツマスターズの1週間後に行われる、NSWダーツマスターズについて書こうと思います。

 

 

 

プレミアリーグ Night 5 ワールドチャンピオンの座を奪還なるか

今日は日本時間の明け方に行われたプレミアリーグ5戦目の結果について書いていこうと思います。

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ナイト5の優勝者はナイト4でも優勝したMichael van Gerwenでした。

Gerwenは今季2勝目です。

結果

Best 8 

  • Michael van Gerwen (96.38) 6-3 Gerwyn Price (89.10)
  • Nathan Aspinall (95.74) 6-3 Michael Smith (94.26) 
  • Dimitri Van den Bergh (104.49) 6-3 Chris Dobey (104.45) 
  • Jonny Clayton (89.91) 6-5 Peter Wright (92.10) 

準決勝

  • Michael van Gerwen (100.89) 6-4 Dimitri Van den Bergh 
  • Jonny Clayton (94.40) 6-2 Dimitri Van den Bergh (93.38) 

決勝

  • Michael van Gerwen (97.45) 6-3 Jonny Clayton (96.22) 

Jonny Claytonは惜しくも負けてしまいましたが、今季初の決勝に進出しました。

Peter Wrightは今回も1回戦負けで、まだ1勝もしていません。

Chris Dobeyもナイト1での優勝以来、ずっと初戦敗退しています。

注目の場面

Dimitriの勝利を決めた121アウト

Aspinallの140アウ

Claytonの今季初決勝進出の瞬間

Gerwenの2週連続優勝

ランキングテーブル

2週連続で優勝したGerwenが2位のSmithに6ポイント差をつけ単独トップに立ちました。

2位以降は拮抗していますが、Peter Wrightだけはいまだにポイントを獲得できていません。

 

Baltic Sea Darts Openの結果

今日は週末にかけて行われたヨーロピアンツアーの初戦、Baltic Sea Darts Openの結果について書いていこうと思います。

優勝はLuke Humphriesを決勝で下したDave Chisnallでした。Chisnallは通算4回目のヨーロピアンツアー優勝です。

Best 16 

  • Luke Humphries 6-3 Dimitri Van den Bergh
  • Dirk van Duijvenbode 6-3 Michael Smith 
  • Ryan Searle 6-2 Martijn Dragt
  • Keegan Brown 6-4 Peter Wright 
  • Jonny Clayton 6-2 Stephen Bunting 
  • Steve Beaton 6-4 Joe Cullen 
  • Martin Schindler 6-2 Damon Heta 
  • Dave Chisnall 6-4 Gerwyn Price

Best 8 

  • Luke Humphries 6-4 Dirk van Duijvenbode 
  • Ryan Searle 6-1 Keegan Brown 
  • Jonny Clayton 6-2 Steve Beaton 
  • Dave Chisnall 6-4 Martin Schindler 

Best 4 

  • Luke Humphries 7-6 Ryan Searle 
  • Dave Chisnall 7-5 Jonny Clayton 

決勝