スティールダーツ備忘録

PDCの事やダーツの練習法について発信します。

トラックドライバーの躍進

今日は先日行われたニュージーランドダーツマスターズの結果についてまとめていこうと思います。

ニュージーランドダーツマスターズの概要については、下記の投稿にまとめてあります。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

ニュージーランドダーツマスターズ2023年度の優勝は、Nathan Aspinallとの激闘を制したRob Crossでした。

Best 16
  1. Rob Cross (82.80) 6-3 Warren Parry (76.29)
  2. Damon Heta (89.54) 6-2 Darren Herewini (80.95)
  3. Haupai Puha (96.27) 6-2 Dimitri Van den Bergh (98.66)
  4. Jonny Tata (84.06) 6-3 Peter Wright (84.04)
  5. Nathan Aspinall (92.63) 6-2 Kayden Milne (87.38)
  6. Gerwyn Price (97.21) 6-1 Simon Whitlock (84.66)
  7. Michael Smith (89.63) 6-5 Darren Penhall (88.62)
  8. Danny Noppert (98.08) 6-2 Ben Robb (98.29)

注目すべき点は、オセアニア代表として選ばれた2人のニュージーランド選手が、1回戦を突破したことです。

1人目のJonny Tataは主にWDF(PDCとは別団体)でプレーしている選手で、本業はトラックの運転手です。初のテレビ放送される大会で、現在PDCランキング2位のPeter Wrightを倒しました。

2人目のHaupai PuhaはDPNZ(PDCと提携しているニュージーランドのプロツアー団体)ランキング2位のニュージーランドの実力者の1人です。複数のオーストラリアやニュージーランドで行われたワールドシリーズに出場経験があり、2021年にはワールドチャンピオンシップにも出場しました。Puhaは3回の180と3回のハイオフでベルギー1位のDimitriを6-2で倒しました。

Best 8
  1. Gerwyn Price (105.64) 6-1 Danny Noppert (97.19)
  2. Rob Cross (95.03) 6-5 Jonny Tata (91.14) 
  3. Michael Smith (90.07) 6-5 Damon Heta (87.18)
  4. Nathan Aspinall (88.65) 6-1 Haupai Puha (77.84)

JonnyのいいパフォーマンスにCrossも押され気味でしたが、5-5で迎えた最終レグにJonnyが94残りで待っている中、Crossが74をしっかり上がり18ダーツで勝負を制しました。

Smithは3回マッチダーツを打たれながらも、3-5から巻き返し、オーストラリア1位のHetaを下しました。

 

準決勝
  • Rob Cross (99.35) 7-3 Gerwyn Price (99.86)
  • Nathan Aspinall (110.22) 7-3 Michael Smith (107.45) 

Crossは2019年の10月以降Priceに勝利していませんでしたが、3つのハイオフを含めた良いパフォーマンスで去年の優勝者を倒しました。

Aspinallはアベレージ110を記録し、ワールドナンバーワンのSmithを破りました。この数字はテレビ中継された試合の中ではAspinall史上最高のアベレージです。

決勝
  • Rob Cross (98.04) 8-7 Nathan Aspinall (98.88) 

Crossは2-5で負け越していましたが、最初の休憩後自分のリズムを取り戻し8-7でマスターズ優勝のAspinallを破りました。

Crossのワールドシリーズ優勝は、2018年のブリスベンマスターズ以降2回目です。

 

次の投稿ではオーストラリアで行われる、ニューサウスウェールズダーツマスターズについて書いていこうと思います。

 

Twitterもやっているので是非フォローをお願いします。

twitter.com