スティールダーツ備忘録

PDCの事やダーツの練習法について発信します。

2023年度Q-School合格者(イギリス編)

今日は7日間かけ行われ昨日終了したQ-Schoolに合格しツアーカードを取得した選手について書こうと思います。

今回はイギリスのQ-Schoolを合格した選手にフォーカスをし、次の記事でヨーロッパのQ-Schoolを合格した選手について書こうと思います。

Q-School 

今回イギリスのQ-Schoolには参加者411人に対し13個のツアーカードが割り振られました。

4日間にかけ4大会行われ、大会の優勝者は自動的にツアーカードが与えられます。

余った9個のツアーカードは4大会通したオーダーオブメリットの上位9人で振り分けます。

 

Q-Schoolの詳細については下記の記事に書いてあるのでご覧ください。

 

dartsroadtopdc.hatenablog.com

 

優勝者

イベント1: Arron Monk (アベレージ90.94)

33歳のArron MonkはDom Taylorを6-3で倒し、3年ぶりにツアーカードを取得しPDCに復帰することができました。彼は2011年のPDC World Youth ChampionshipでMichael van Gerwenを倒し優勝しました。その結果2011年のGrand Slam of Dartsに出場しMark Webster, John Part, Jan Dekkerとのグループでロビン敗退しました。また2012、2013、2014、2020のWorld Championsip出場者でもあります。

 

イベント2: Graham Usher (アベレージ90.95)

49歳にGraham UsherはAdam Warnerを6-5で倒し、初めてツアーカードを取得しました。

ビッグトーナメントには2009年のUK Openに出場経験があります。

 

イベント3: Josh Payne (アベレージ95.21)

29歳のJosh PayneはChris Quantockを6-5で倒し1年ぶりにツアーカードを獲得しPDCに復帰しました。彼は2016と2018年のPlayers Championshipで優勝経験もありGrand Slam、World Grand Prixなどのメジャートーナメントの出場経験もあります。World Chamionshipにも3回出場経験があり2019と2020には2回戦まで進出しました。

 

イベント4: Adam Smith-Neale (アベレージ94.31)

29歳のAdam Smith-NealeはNick Kennyを6-4で倒し2013年ぶりにツアーカードを取得しました。2018年からはBDOでプレーをし始め2018年にはWorld Mastersで優勝をし2018年のGrand Slamの出場権を得ました。

オーダーオブメリット

オーダーオブメリットから上位9人がツアーカードを取得しました。

ランキング順に

1位: Dylan Slevin 

20歳のアイルランド出身選手でWDFでプレーしていた選手です。彼はUKのQ-School出場者で唯一ポイントを4日間毎日獲得していた選手です。

 

2位: Lee Evans 

34歳のイングランド出身の選手でUK Openに過去4回(2015-2018)出場経験があります。

 

3位: Stephen Burton 

35歳のイングランド出身の選手で4年ぶりにツアーカードを取得しました。2019年にはWorld Championshipに出場をし1回戦でRyam Searleに敗北しました。

 

4位: Nick Kenny 

29歳のウェールズ出身の選手で1年ぶりにツアーカードを取得しました。2020年にツアーカードを取得してから2021年、2022年のWorld Darts Championshipにも出場しました。2021年度には2回戦に勝ち進みJermaine Wattimenaに敗北しました。2022年度は1回戦を勝てばツアーカードを保持できる可能性がありましたが、Rowby-John Rodriguezに負け74位でツアーカードを失効しました。

 

5位: Keegan Brown 

30歳のイングランド出身の選手で2023年度のWorld Darts Championshipを1回戦で負けツアーカードを失効してからわずか2週間ほどでのPDC復帰となりました。2014年のWorld Youth Championship、2回のPlayers Championshipの優勝者でもあります。World Championshipには2015-2016、2018-2021と2023に出場をし2018年と2019年には3回戦まで進出しています。メジャートーナメントの最高成績は2014年のGrand SlamのBest8です。

 

6位: Adam Warner 

この選手の情報はかなり少なく、なぜなら彼は大学のダーツ団体出身でBDO、WDF、PDCのチャレンジツアーやデベロップメントツアー経験が一切なくツアーカードを取得した選手だからです。

 

7位: Graham Hall 

33歳のイングランド出身の選手でWDFでプレーをしていた選手がツアーカードを取得しました。2015年と2022年にはUK Openにも出場経験があります。

 

8位: Callum Goffin 

24歳のウェールズ出身の選手で初めてツアーカードを取得しました。2022年度はWDFの大会に参加していました。

 

9位: Christian Perez 

40歳のフィリピン出身の選手で初めてツアーカードを取得しました。また、フィリピン人選手として初めてツアーカードを取得した選手でもあります。ソフトダーツとハードダーツ両方で好成績を残しているアジアでは有名な選手の1人です。

2012年にはワールドカップにLaourence Illaganとともに出場しています。World Championshipには2010、2012、2015、2023と4回出場しています。2022年度には福岡で行われたAsian Championshipで優勝をしその年のグランドスラムにも出場しました。

 

以上が2023年度のイギリスのQ-Schoolでツアーカードを取得した選手です。

 

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