スティールダーツ備忘録

PDCの事やダーツの練習法について発信します。

孤軍奮闘しているPDC選手たち

先月開催されたヨーロッパとイギリスのQ-Schoolの結果、2023年度PDCの舞台でプレーする128人のツアーカードホルダーが決まりました。

Q-Schoolについてはこちらの記事をご覧ください。

 

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128人の国籍の内訳は

やはりダーツの本場のイギリスやオランダ出身の選手が大半を占めています。

今日は1人で自分の国を背負いPDCの舞台で活躍している、ツアーカードホルダーについて書いていこうと思います。

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ポルトガル

ポルトガル唯一のツアーカードホルダーは日本でもお馴染みのJose se Sousaです。

トリニダード所属の48歳は、現在オーダーオブメリット14位と上位に位置付けています。元々は、ソフトダーツをメインでやっていた選手です。Joseは2019年にツアーカードを取得してから、大活躍を収め2020年のグランドスラムで優勝、2021年のプレミアリーグでは準優勝をしました。JoseはPDC選手の中でも、トップレベルのスコアリングパワーを持つ一方、ミスカウントやソフトダーツならではのスティールではあまりやらない上がり方をすることでも有名です。

ラトビア

ラトビア唯一のツアーカードホルダーは、ユニコーン所属のMadars Razmaです。

34歳のRazmaは現在オーダーオブメリット35位です。2017年にラトビア人として初めてQ-Schoolでツアーカードを取得しました。ワールドチャンピオンシップに2020年から4年連続出場していて、最高成績は2021と2023年の2回戦敗退です。Razmaは20よりも19のエリアに好んで投げることで知られている選手です。

リトアニア

リトアニア唯一のツアーカードホルダーは、コスモダーツ所属のDarius Labanauskasです。

46歳のLabanauskasは現在オーダーオブメリット52位です。2019年にツアーカードを取得したLabanauskasは、ワールドチャンピオンシップに2019年から5年連続出場しています。最高成績は2020年の準々決勝敗退です。

 

クロアチア

クロアチア唯一のツアーカードホルダーは、ダイナシティー所属のBoris Krcmarです。

43歳のBorisは現在オーダーオブメリット54位です。2020年にツアーカードを取得したBorisはワールドチャンピオンシップに2011、2021、2022、2023年と4度出場しており、最高成績は2023年度の2回戦敗退です。なお、2023年度のワールドチャンピオンシップでは1回戦でアジア代表の鈴木徹選手に勝利しました。

 

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Borisは元々ソフトダーツをプレーしていた選手で、ソフトダーツの大会では400回以上優勝している日本でも有名な選手です。

南アフリカ

南アフリカ唯一のツアーカードホルダーは、Shot所属のDevon Petersenです。

36歳のDevonは現在オーダーオブメリット58位です。2011年に初めてツアーカードを取得しました。2013年に腕の怪我により1年間ダーツをできず、2014年にツアーカードを失効しましたが、2015年度のQ-Schoolですぐ取り戻しました。そこから現在に至るまでツアーカードを保持しています。ワールドチャンピオンシップには合計9回出場しており、最高成績は2021年の4回戦敗退です。メジャー大会の最高成績は、2020年のヨーロピアンチャンピオンシップのBest4です。

アメリ

アメリカ唯一のツアーカードホルダーは、Loxley所属のJules van Dongenです。

32歳のJulesは現在オーダーオブメリット94位です。2022年度に初めてQ-Schoolでツアーカードを取得したJulesは、2023年度はプロツアー2年目です。今年オーダーオブメリット64位以内に入らなければ、ツアーカード失効になるので今年が勝負の選手です。

デンマーク

デンマーク唯一のツアーカードホルダーは、Vladimir Andersenです。

33歳のAndersenは2022年のQ-Schoolでデンマーク人として初めてツアーカードを取得しました。PDCのメジャー大会には2010年と2022年にデンマーク代表としてワールドカップに出場しています。今年オーダーオブメリット64位以内に入らなければ、ツアーカード失効になるので今年が勝負の選手です。

フランス

フランス唯一のツアーカードホルダーは、コスモダーツ所属のJasques Labreです。

40歳のJasquesは今年のヨーロピアンQ-Schoolでオーダーオブメリット7位となり、フランス人として初めてツアーカードを取得しました。

Jasquesの詳しい情報についてはこちらの記事でも書いています。

 

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フィリピン

フィリピン唯一のツアーカードホルダーは、Robson所属のChristian Perezです。

41歳のPerezは今年のイギリスのQ-Schoolでオーダーオブメリット9位となり、フィリピン人として初めてツアーカードを取得しました。去年福岡で行われたアジアチャンピオンシップで優勝をし、アジア代表として2022年度のグランドスラムに初出場、2023年度のワールドチャンピオンシップに4度目の出場をしました。ソフトダーツとハードダーツ両方で活躍している日本でも有名な選手です。

Perezの詳しい情報についてはこちらの記事でも書いています。

 

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今日は1人で自分の国を背負いPDCの舞台で活躍している、ツアーカードホルダーについてまとめてみました。

来年のQ-Schoolでは日本人もツアーカードを取得し、スティールダーツがもっと盛り上がることを期待しています。